GPUが無料で使えてディープラーニングができるおすすめの環境をご紹介します。
今回の記事はこんな方にオススメです.
- ディープラーニングの勉強を始めようと思っている人
- TensorFlowの環境構築がなかなかうまくできない人
- GPUを使ってディープラーニングを実行してみたい人
- GPUが使えるパソコンを購入してディープラーニングをやってみたいと考えている人
こんな人は必見です!
私はGPU搭載のPCを購入しようとあれこれ考えていましたが今回おすすめする環境に出会ってその考えが変わりました。
無料でGPU環境が使えるGoogleColaboratory
GPUが無料で使えるGoogleColaboratoryGoogleColaboratoryはあらかじめディープラーニングができるようにTensorFlow・Cheiner・PyTorch・Kerasなどのディープラーニングに必要なツールが準備されています。
利用する時は import tensorflow , keras
などで読み込むだけでOKです。
足りないパッケージをインストールする方法は?
!をつけて実行するとターミナルでコマンドを実行するのと同じ様にパッケージのインストールを行えます。
!pip install xxx
また、!cd
!ls
などを使って現在実行中のインスタンスの中を見たり移動することができます。
つまり、jupyter notebookみたいなインターフェイスになっていますが、実際にターミナルにログインしているのと同じことができます。
ただし、最大90分でインスタンスが終了し、その後はもう一度インストールし直す必要があります。
しかし、実行したコマンドの一つ一つを消さずに残しておけば次回自動時に上から順番に実行するだけで大丈夫です!
GoogleColaboratoryの特徴
GoogleColaboratoryの一番の特徴はNVIDIAの40万円以上するグラフィックボード(GPU NVIDIA Tesla K80)が搭載されたPCを使ってディープラーニングを無料で実行できるということです!!
CPUは2vCPU @ 2.2GHz、メモリは 13GB RAM、OSは Ubuntu 17.10です。
GoogleColaboratoryはGoogleDriveやスプレッドシートのように複数人が同時に編集することやファイルをURLで簡単に共有ができます。
同時にプログラムを編集することは少ないと思いますが共有されたURLからコピーを作成して自分なりにアレンジを加えてみるといった使い方には非常に便利だと思います。
Jupyter Notebookと同じような感覚でWebブラウザ上でPythonを使ってプログラムを書けます。
Jupyter Notebookとは少しショートカットが異なるので覚える必要があります。
学習用のデータはGoogleドライブにアップロードしてプログラムから読み込むことができます。
GoogleColaboratoryの制限
- 90分以上アイドル時間が続くと停止
- 12時間以上のタスクの実行は中断される
があります。しかし、これだけハイスペックなPCを無料で利用できることを考えればそれほど大した問題ではありませんね(^^)
GoogleColaboratoryでGPU環境に切り替える方法
GPU環境を利用する方法はとても簡単です。「編集 → ノートブックの編集」から「GPU」を選択すればOKです。
これでGoogleColaboratoryの強力なGPU環境を利用できます。
MINISTの実行時間をCPUとGPUで比較
試しにミニストCPU環境とGPU環境で実行してみました。
- CPU環境学習時間 約47分
- GPU環境学習時間 約2分
20倍以上高速化され、あっという間に手書き文字の学習が終わってしまいました。
実際に試してみたい方はこちらから私が実行したMINISTを実行できます。
※閲覧専用となっているので「ファイル→コピーを作成」をしてから実行・編集してください。
こんな感じでURLを共有するだけで他の人とディープラーニングの学習データやコードを共有できるなんて素敵すぎますね!
ちなみに手書き文字の認識制度は 99.14% でした。GitHubからKerasのコードをコピペしただけなので今回の話とは関係ないのですが…(^_^;)
まとめ
私はこれまでディープラーニングの勉強を始めてハイスペックなグラフィックボードが搭載されたPCの購入をあれこれ考えていました。
しかし、このGoogleColaboratoryに出会って考えが変わりました。
これからはインターネットにさえ繋がっていれば強力なGoogleのGPUを使ってディープラーニングが実行できる時代です。
無料で使えるGoogleColaboratoryを徹底的に使ってディープラーニングを活用した新しいプロダクツやサービスをどんどん作っていきましょう\(^o^)/
Googleにはお世話になっているのでいっぱい広告を出しましょう!
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