Oculus Quest初代と2代目の比較と購入前の選び方

Oculus Quest初代と2代目の比較。おすすめは

Oculus Quest初代を購入して1年ほど使いました。Oculus Quest2は一週間ほどですがそのレビューと比較。

これから VR を買ってみようと考えている方にどちらを購入するのが自分に合っているのか

についてOculus Quest初代と2代目を使ってみた感想から紹介していきます。

Oculus Questの使い方とレビューの前提

Oculus Questの用途は基本的に動画を見るのに使っています。Oculus Quest初代を購入した時にいくつかゲームを購入して遊んでみたのですが、ミニゲーム的なものが多くて少し遊ぶとすぐに飽きてしまうのであまりゲームはしていません。

そのため、このレビューはゲームをしたい人向けにはあまり役に立たないかもしれませんが共通の課題もあるので参考になる所も多いと思います。Oculus Questのハードウェア的な話が中心です。

3段階調整になったIPD(瞳孔間距離)調整

まず、Oculus Questを2を買って一番初めに気になったのはIPD(瞳孔間距離)調整 です。いわゆるレンズの位置ですね。

発売前から3段階になったという情報を見て「そのポジションで合わなかったらどうするんだろう?」と思っていたら案の定、私はどのポジションでも合いませんでした。片方の目を合わせると、もう片方の目がずれてしまうという状況です。

ポジションが1・2・3と順番に間隔が広くなるようになっています。私の場合は2だと少し狭すぎて、3だと少し広すぎるという感じでした。2と3の間で調整ができないのかとレンズを動かしてみたところ2.5くらいのところでレンズを止めることができてかなり鮮明な映像が見えるようになりました。

ゴムバンドをキツめに締めて、眼球とレンズとの距離を近づけると端の方までぼやけることが無くなり、綺麗に見えます。

3段階調整ではなく5段階調整ぐらいだとありがたい!というのが使ってみた感想です。3代目に期待です(笑)

瞳孔間距離(ピント)の調整方法についてはこちらの記事をご参考ください。

Oculus Quest2瞳孔間距離(ピント)調整が合わない、ぼやける時の解決方法

画質の改善

レンズの位置が最適な所になるまではあまり感じていなかったんですが、レンズのポジションが最適な所になると驚くほど画質が綺麗になっているのが分かりました。Oculus Quest初代では映像のドットが非常に気になりましたが、二代目になってからはドットが非常に細くなりました。

イメージで言うとYoutubeで144pの画質から360p画質になったよな感じです。360pか…と思うかもしれませんが144pからの変化は感動モノです!

初代の画質では文字を読むのはドットが荒くて読みづらかったのが2代目ではあまり気にならず読める画質になっています。

※ レンズの端の方になるほどぼやけて読みづらくなります。

Oculus Quest2の重さは503g

初代のオキュラスはかなり重かったです。ゴーグルを掛けているとかなりの圧迫感がありました。慣れるとそうでもないのですが慣れるまで数時間使い続ける必要があるので、初めに重たくて嫌になった人はそこまで頑張れないとお思います。

Oculus Quest初代の重さは571gでしたが、Oculus Quest2の重さは503gになりました。約70グラム軽くなっています。

70グラクム軽くなったくらいで軽くなるのかと思う人もいるかと思いますが、結構変わります。スマホでも数十グラム重くなるだけで重く感じるのと同じようにオキュラスも少し軽くなるだけでかなり体感の重さが変わります。

503gもあるのでお世辞にも軽いは言えませんが、初代が重たすぎて使えなかったという方は2代目を試してみるのはありです。

ヘッドバンドは安っぽいけど邪魔にならない

初代のヘッドバンドはプラスチック製だったので結構かさばりました。2代目はゴム製になったのですごくコンパクトに収めることができるようになりました。

安っぽいと言う人もいますが個人的には邪魔にならないのが嬉しいです。 付け心地はバンドが柔らかくて、ゴム製なので締め付けも良好です。

メガネユーザーには使えない…VR

ここがOculus Quest 2の難点、2つ目です。

初代より少しゴーグルが小さくなっているのか、メガネをかけると非常に使いづらくなっています。メガネの形や大きさによって変わりますが、具体的には次のようなことが挙げられます。

  1. メガネの横幅が VR ゴーグルに収まらない
  2. 眼鏡をかける用の部品を取り付けてもレンズとの距離が十分に取れずメガネの鼻あて部分が顔
    面に突き刺さる
  3. メガネが曇る
  4. VRの映像とパソコンや手元を見見ながら操作する場面が非常に使いづらい
  5. 裸眼では VR の映像は視力のままぼやける

といったことが挙げられます。

メガネが曇るとか裸眼では像がぼやけるというのはVR自体の問題なので、2代目に限った話ではありませんがとにかくメガネユーザーのことは完全に無視しているのかと思うぐらい使いづらい作りになっています。

もし、裸眼ではほとんど見えないという方はコンタクトをつけないとOculus Quest2を楽しむのはかなり難しいと思います。

Twitterでは眼鏡のレンズを外して、Oculusのレンズの前に貼り付けて使っている人がいました。 眼鏡をかけず、コンタクトも使わないとなるとこういった方法をとるしかないようです。

追記:2020年11月7日

Oculus Quest専用の度の入ったレンズが存在するようです。

https://www.framesdirect.com/virtuclear-lens-inserts-for-oculus-quest.html

Oculus Quest度ありレンズ

 

ズバリおすすめのOculus Questは初代?それとも2代目?

  • 画質は大幅に改善された
  • レンズの位置調整は合わないと苦労する
  • メガネユーザーには使いづらいVR

という感じです。

Oculus Quest 2 が向いている人は

  • 裸眼で視力がいい人
  • コンタクトを使っている人
  • 瞳孔間距離が3段階調整で合う人

です。瞳孔間距離は使ってみないとわかりませんが、Oculus Quest2は家電量販店でも販売されているので覗いてみて映像がぼやけずによく見えるかを確認してから購入するといいでしょう。

  • メガネユーザー
  • 目の位置が合わない
  • 画質はそれほど気にしない

という人はメルカリで初代のOculusを購入すると2万円前後で買えるので、そっちを購入するのもありなと思いました。

要らなくなって売っても3代目が出るまでは値崩れすることは無いでしょう。

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